パスワードの自動生成方法
パスワードの自動生成方法には次の2通りがあります。
・ランダム生成
「ランダム生成パスワードの文字数」で入力された範囲の任意の長さのパスワードをアルファベットと数字の組み合わせで自動生成します。
・テンプレート
任意の固定文字列と送信時の日時情報から組み合わされる、ルール化されたパスワードを自動的に生成する場合に選択します。(マクロ文字列を使わない、固定文字列の入力も可能です)
テンプレート文字列には以下のマクロを定義できます。
マクロ | 意味 | 例 |
---|---|---|
$YY | 4桁の西暦 | 2013,2014 |
$yy | 2桁の西暦 | 13(2013年の場合),14(2014年の場合) |
$MM | 2桁の月 | 01~12 |
$dd | 2桁の日 | 01~31 |
$hh | 2桁の時 | 01~23 |
$mm | 2桁の分 | 00~59 |
$ss | 2桁の秒 | 00~59 |
$NN | 3文字の月の略号 | JAN,FEB,MAR,APR,MAY,JUN,JUL,AUG,SEP,OCT,NOV,DEC |
$Nn | 3文字の月の略号 | Jan,Feb,Mar,Apr,May,Jun,Jul,Aug,Sep,Oct,Nov,Dec |
$nn | 3文字の月の略号 | jan,feb,mar,apr,may,jun,jul,aug,sep,oct,nov,dec |
$WW | 3文字の曜日の略号 | SUN,MON,TUE,WED,THU,FRI,SAT |
$Ww | 3文字の曜日の略号 | Sun,Mon,Tue,Wed,Thu,Fri,Sat |
$ww | 3文字の曜日の略号 | sun,mon,tue,wed,thu,fri,sat |
$rx | 任意の4桁の16進数文字列 | 14ce,3ab9など0000~7fff(乱数による生成) |
テンプレート文字列と生成される暗号の例を以下に示しますので参考にしてください。
(メールが、2013年5月10日(金曜日)13時4分45秒に送信される場合とします)
テンプレート文字列 | 生成される暗号 |
---|---|
sea$YY$MM$ddsoft | sea20130510soft |
test$dd$NN406$WW2244 | test10MAY406FRI2244 |
sample$YY$nn$ddcrypt$rx | sample2013may10crypt39af(例) |
テンプレートを利用する場合は、特定の受信者に対して事前にパスワードのルールを通知しておくことで、パスワードを都度送信する必要がない点で安全です。
注意事項
※長いパスワードは受信者が入力する際に面倒ではありますが、暗号化ZIP書庫の安全性のためにできるだけ長く設定するほうが望ましい運用方法です。
※テンプレートを選択して、テンプレート文字列が空白の場合、自動解凍機能など一部の動作が保証できませんので、テンプレート選択時は必ずなんらかの文字列を設定してください。