フォルダ階層の移行

「メールフォルダ」メニューを選択すると、メールボックスフォルダの移行画面が表示されます。
すべてのメールボックスフォルダの内容を移行するには、プロフェッショナルライセンスの登録が必要です。

メールボックスフォルダの移行メニューでは、メールボックスのフォルダ階層の移行のみをサポートしています。

Outlook アカウント欄

コンボボックスには、Outlookに現在登録されているアカウントの一覧が表示されています。
Becky!のメールボックス内容を転送したいアカウントを選択します。
選択されると、左側のツリーにアカウントのフォルダ一覧が表示されます。

Becky! メールボックス欄

コンボボックスには、自動的に取得されたBecky!のメールボックス一覧が列挙されていますので、ドロップダウンリストから移行したいメールボックスを選択します。
選択と同時にBecky!の登録内容を読み込んで、右側の各タブにある「フォルダ階層」の内容が更新されます。

フォルダ階層

「フォルダ階層」のツリーには、指定のメールボックス配下のフォルダ階層を表示します。

移行に不要だと判断したフォルダについては、チェックボックスをチェックして移行対象から外すことができます。

※親になるフォルダのチェックをOFFにしていても、下位のフォルダーがチェックされている場合、親フォルダも移行対象になります。


ツリーはディスク上に存在するサブディレクトリの構造を示しています。
例えば「送信箱」のフォルダはディスク上では「!!!!Outbox」というフォルダ名になっていますが、画面上では「送信箱」と、変換された名称を表示します。
Becky! はメールボックスの各フォルダ配下に特別なサブディレクトリを作成していますが、それらは実際の移行対象には含まれません。
これらのデフォルトで相当している名称については、Outlook上の同様のデフォルトフォルダを対象とした動作になります。

以下にデフォルトで対応しているフォルダ名の一覧を示します。

Outlookのフォルダ

Becky!のフォルダ

受信トレイ

受信箱

送信トレイ

送信箱

下書き

草稿

送信済みアイテム

送信済み

削除済みアイテム

ごみ箱

※1 上記の表にある、Outlookと対応しているBecky側のフォルダについては、チェックの有無にかかわらず移行処理は対応するOutlookフォルダに結びつきます。
※2 Becky!フォルダ階層で親ノード(たとえば「取引先」や「A社」)をチェックしなかった場合で、子ノード(たとえば「A社」の配下ある「営業部」)をチェックしている場合、Outlookの対応する親ノードのフォルダ配下に同名のサブフォルダが作成されます。

子ノードのみがチェックされている例

この例では、「取引先」、「A社」フォルダが作成され、さらに「営業部」フォルダが作成されます。

キャンセル

 「キャンセル」ボタンでメールボックスフォルダの移行画面を閉じます。

処理実行

「処理実行」ボタンを押してフォルダ階層および振り分けルールを移行します。

移行中は、画面左側に「メールボックスフォルダ階層の移行処理」画面が表示され、移行内容がプログレスバーとともに表示されます。


 

アカウントフォルダ作成処理

Becky!メールボックスのフォルダと同名のフォルダをOutlookアカウントのフォルダに作成するタイミングで、以下の確認画面が表示されます。

【メールフォルダの作成確認画面】
Outlookアカウントフォルダの内容(左)と、作成されるBeckyメールボックスのフォルダ(右)を確認できます。 

「中止」ボタンで移行処理を中断することができます。
「作成」ボタンで表示された連絡先フォルダが作成されます。

「□以降のフォルダ作成を確認しない」にチェックして「作成」ボタンを押すと、それ以降のフォルダ作成が確認画面を表示せずに自動的に行われるようになります。
「□以降のフォルダ作成を確認しない」をチェックしていない場合(デフォルト)では、フォルダを作成する都度、確認画面が表示されます。

 

既存のアカウントフォルダとの重複

作成しようとしているメールボックスのフォルダが、Outlook上のアカウントフォルダに既に存在する場合、確認のメッセージが表示されます。


【フォルダの既存確認画面】

「中止」ボタンで、移行処理を中止します。
「スキップ」ボタンで、フォルダの作成をせず、次の処理に移ります。

「□以降のフォルダ重複をスキップする」をチェックして「OK」ボタンを押すと、それ以降のフォルダ作成時に既存フォルダがある場合の確認が行われず、自動的にスキップされるようになります。
「□以降のフォルダ重複をスキップする」をチェックしていない場合は、既存のフォルダと同名のフォルダを作成しようとする都度、確認画面が表示されます。

フォルダ移行内容の確認

フォルダ移行結果

メールボックスフォルダの移行がすべて完了した場合、あるいは移行途中で中止した場合、「メールボックスフォルダ階層の移行」画面に、移行処理された情報がリスト表示されます。


「保存」ボタンで、移行結果の情報を任意のテキストファイルとして保存できます。
「閉じる」ボタンで移行処理が終了します。

Outlookフォルダの確認

移行後のフォルダ階層は、「個人用フォルダ」のツリーで確認できます。


 

メールボックスフォルダの移行に関する技術情報

Becky!の特殊フォルダと表示について

Becky!はメールボックスフォルダ上に管理用のサブフォルダを多数作成しています。
これらのうち、いくつかは移行対象から除外されます。
以下に、Becky!の独自フォルダと表示名、移行対象の表を以下に示します。

実際のフォルダ名

表示名

移行対象

!Trash

ごみ箱

!!!!Inbox

受信箱

!!!!Outbox

送信箱

!!!Draft

草稿

!!!Sent

送信済み

!!!XReminder

リマインダ

!!!!Agents

エージェント

×

#Attach

添付ファイル

×

#Memo

メモ

×

#Tml

テンプレート

×

#Forward

転送用

×

#Reply

返信用

×

Outlookアカウント上のフォルダは、デフォルトで以下のフォルダと対応して処理します。

Outlookのフォルダ

Becky!のフォルダ

受信トレイ

受信箱

送信トレイ

送信箱

下書き

草稿

送信済みアイテム

送信済み

削除済みアイテム

ごみ箱

 


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