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パスワードの構成

パスワードの自動生成は、自動生成パスワードテンプレート(パスワードを作るための雛形)で指定します。

既定では「ランダムに生成されるパスワード」として、テンプレートに「$RV」を設定します。

 ・自動生成パスワードの構成

「自動生成パスワードの構成」で入力された範囲の任意の長さのパスワードをアルファベットと数字および記号の組み合わせで自動生成し、テンプレートに設定されている[$RV]の部分に置き換えます。
パスワードの構成文字については「英字」「数字」「記号」について利用できるかどうかを指定できます。
※パスワードに利用できる文字には、制限があり一部の文字は利用できないことになっています。
使用可能な文字については、「パスワードの生成」ページを参照ください。

「混在指定」のチェックボックスがONの場合、構成文字で指定した種類の文字が、必ず含まれていなければならないようルール付けされます。

 ・自動生成パスワードテンプレート

任意の固定文字列と送信時の日時情報から組み合わされる、ルール化されたパスワードを自動的に生成する場合に選択します。(マクロ文字列を使わない、固定文字列の入力も可能です)
・□パスワード全文を通知する

「パスワード全文を通知する」のチェックがOFFの場合、パスワード通知処理で通知されるパスワードは「自動生成されたパスワード部分のみ」となります。
たとえば、テンプレートを SEA$RV と定義していた場合に $RV 部分に生成されたパスワードが 12345 だった場合、添付ファイルに使用されるパスワードは SEA12345 となりますが、パスワード通知で送信先に通知されるパスワードは 12345 だけになります。

パスワードテンプレートを活用して通知には「全文を通知しないよう」運用することが望ましいスタイルです。

パスワードテンプレートの文字列には以下のマクロを定義できます。

マクロ 意味
$YY 4桁の西暦 2013,2014
$yy 2桁の西暦 13(2013年の場合),14(2014年の場合)
$MM 2桁の月 01~12
$dd 2桁の日 01~31
$hh 2桁の時 01~23
$mm 2桁の分 00~59
$ss 2桁の秒 00~59
$NN 3文字の月の略号 JAN,FEB,MAR,APR,MAY,JUN,JUL,AUG,SEP,OCT,NOV,DEC
$Nn 3文字の月の略号 Jan,Feb,Mar,Apr,May,Jun,Jul,Aug,Sep,Oct,Nov,Dec
$nn 3文字の月の略号 jan,feb,mar,apr,may,jun,jul,aug,sep,oct,nov,dec
$WW 3文字の曜日の略号 SUN,MON,TUE,WED,THU,FRI,SAT
$Ww 3文字の曜日の略号 Sun,Mon,Tue,Wed,Thu,Fri,Sat
$ww 3文字の曜日の略号 sun,mon,tue,wed,thu,fri,sat
$rx 任意の4桁の16進数文字列 14ce,3ab9など0000~7fff(乱数による生成)
$RV 自動生成されたランダム文字列 パスワード御の生成ルールに基づく自動生成

 テンプレート文字列と生成される暗号の例を以下に示しますので参考にしてください。
(メールが、2018年5月10日(金曜日)13時4分45秒に送信される場合とします)

テンプレート文字列 生成される暗号
sea$YY$MM$ddsoft sea20180510soft
test$dd$NN406$WW2244 test10MAY406FRI2244
sample$YY$nn$dd$RV sample2018may10pt39af(例)

テンプレートを利用する場合は、特定の受信者に対して事前にパスワードのルールを通知しておくことで、パスワードを都度送信する必要がない点で安全です。

特記事項

パスワードテンプレートは、メールボックスのフォルダごとに設定することができます。
取引先ごとにルールを変えて運用することができます。

注意事項

テンプレートを使用する場合、パスワードに使用できない文字の検査は行われません。